Note
大きな反響を呼んだ、新作マネキンMEETS:展示会レポート vol.2
インタビュー

先ごろ、東京・浜松町の東京都立産業貿易センターで開催した、彩ユニオンの自社製品を披露する展示会「FEEL THE SPACE」。レポートの第二弾では、会場で注目を集めたプロダクトや、今年の開催に込めた思いについて、東京支店長の荒川理さんに話を聞きました。

まず、エントランス付近にダイナミックに展示されたマネキンについて尋ねると、「今年は、かなりのボリュームでマネキンをお見せしました。なかでも新たに発表した彩ユニオンオリジナルのMEETS(ミーツ)コレクションは反響が大きく、すぐにでも導入したいというお声もいただきました。人と集う様子や、誰かを待っているようなシーンを演出できるマネキンで、自然な立ち姿のポーズに加えて、腰掛けたスタイルも複数ご用意しています」と荒川さん。MEETSは、オランダ生まれのハンスブートマネキンに比べて日本人の体型によりフィットするサイズ感で、彩ユニオンのLifeシリーズでこれまで築き上げてきた、ナチュラルな日常を表現するポージングを取り揃えたコレクションです。

「私たちは和装マネキンを起源とする京都発の企業として、長い歴史をもつマネキンの事業をしっかりと守り抜いていくという強い意志をもっています。競合は数多くありますが、京都に自社工場があり、熟練した技術者がいること、そして物流のインフラも充実していること。こうした強みを生かしながら、よりよいものを提供していきたいと、代表の大久保をはじめ全社一丸となってマネキンに力を入れているところです」と、マネキン事業への意気込みを語ってくれました。

マネキン展示エリアの奥には、数多くのオリジナル什器とともに、LED関連のプロダクトがずらりと並び、ムービーによる動きのある演出が展開されました。「デジタルクリエイティブチームを社内に立ち上げ、映像コンテンツのデザインから制作まで社内で内製できる体制を整えてきたことで、さまざまなシーンで活用できるアイテムが勢揃いしました。今年、特に注目を集めたのが折りたたみ式のLEDスタンドです。従来のLEDパネルは、積み上げるようにして組み立てるため、大画面にしようとするとそれぞれを固定する必要があり、簡単には動かすことができません。しかし、折りたたみ式のこの新製品はキャスターで移動でき、たたんである部分を開けば大きな画面になります。LEDプロダクトでも、今年は大きな手応えがありました」。


会場内の一角に突如現れ、来場者で賑わっていた縁日のような駄菓子コーナーについて聞くと、「商談スペースに設けたあのエリアは、前回まではなかったものです。今年から、若手の営業スタッフ二人を新たにプロジェクトメンバーに起用したのですが、彼らのアイデアなんです。せっかくクライアントの方々が足を運んでくださるのだから、喜んでもらいたい、笑顔で帰ってもらいたい、と。これまで若いスタッフはプロジェクトメンバーに入っていなかったのですが、定例ミーティングで、過去の展示会で感じていたことなどをざっくばらんに話してもらいながら、その二人の意見を取り入れていきました。社員がお揃いのオリジナルTシャツを着て接客したのも、若手の意見から実現したものです。こうした取り組みを形にできたことは、今年の展示会にとって、とても大きな意味があったと感じています」と、若手を起用した効果をうれしそうに語る荒川さん。


来場したお客さまの反応については、「コミュニケーションの質が変わった」とのこと。「『今の体制の、こういうところを変えてほしい』といった厳しい声もいただきました。表面上のお付き合いではなく、先々を見据えた上で『もっとこうしてくれないと困る』というご意見をうかがうことができました。より踏み込んだお話ができるようになってきたと、ポジティブに捉えています」。



展示会は、社内にとっても意義のある機会になったと言います。「東京支店には50人ほどが在籍していますが、今回は各支店のメンバーが集まり、総勢90人でお客さまをお迎えしました。拠点が離れているため、どうしても社内のコミュニケーションに難しさがあるのですが、普段なかなか顔を合わせる機会のないメンバーと、直接話ができたのは大きな成果だったと思います。また今年のオリジナル什器では、若手デザイナーが手掛けた新作も多数発表しました。各地で働く前向きなメンバーたちが、新作の開発や展示会の運営に積極的に取り組んでくれたことを、とてもうれしく感じています」。

2026年の新作什器については、今後Noteでも開発ストーリーを掘り下げていく予定です。ご期待ください。
撮影:秋葉雅士(*以外)

PROFILE
荒川 理(あらかわ・ただし)
渋谷の百貨店担当から営業キャリアをスタートし、レンタル・展示会施工・別注什器・店舗施工など幅広い業務を経験。現在は取締役東京支店長として、現場での知見を活かしながら、全社の方向性策定に参画。*