巨大な提灯を吊った“お祭り”のようなPOP-UP

全国にある45R（フォーティーファイブアール）の店舗や百貨店内の会場で開催されたイベント「デニム祭り」。開催中には、主力アイテムのデニムパンツを中心に販売しながら、ファンを楽しませるPOP-UPイベントです。イベントを“祭り”に見立て、活版印刷によるチラシ「瓦版」を配布したり、ダイナミックな和太鼓の演奏が繰り広げたりと、いわゆる百貨店内のPOP-UPとは一線を画した魅力的なイベントとなりました。祭りというテーマ性に合わせ、和の屏風からインスピレーションを得たデザインを提案するなど、ブランドの空気感と共鳴するデザインに取り組んでいます。

背景

日本全国でのPOP-UPイベントを施工できる点を高く評価いただき、多会場でのデニム祭りの依頼を受けました。ブランドにとっての「三種の神器」となる、提灯、暖簾、福郎（ふくろう）を売り場に用いたいという要望に対して、各会場の要件の中で、デザインと施工の両面から工夫を凝らした提案を行っています。

アプローチ

提灯の設置については、百貨店サイドにとっても初の試みとなったため、段取りを入念に調整し、各社で手配の分担を整理しながら計画することで実現することができました。暖簾を竹製のスタンドに取り付けたいというご要望に対しても、フレキシブルに対応を検討し、現場で竹を組むというローテクな手法により、狙い通りの空間を創出。持ち回りのできるビジュアルパネルがほしい、という希望に対しては“屏風”を提案し、ブランドらしさをお客さまに伝える演出をサポートしています。