ローカリティーを表現したホテルリニューアル

コロナ感染拡大の影響で閉業していた、秋田県鹿角市花輪の中心街に位置するホテルをリニューアルするプロジェクト。リスタートという経緯から、改修前の装いとの違いを明確にすることを目指し、若い客層にも共感を得られるよう、モダンでありながら温かみのあるデザインを意図しました。また、改修前の時代の経過を感じさせるロビー、客室のインテリアに対し、地域の魅力を取り入れた点も、リニューアルデザインの大きなポイントとなりました。

背景

遠方のプロジェクトであり、また当時は感染症の影響もあり、デザインおよび施工の期間中は限られた回数しか現地を訪れることができませんでしたが、リモートによる打ち合わせを重ねることで、一つひとつ課題を解決しながら、プロジェクトを進めていくことができました。

アプローチ

改修前の、時代を感じさせるインテリアに対し、モダンですっきりとした現代的な空間へと変革することに注力し、また、そこに秋田県鹿角というローカリティーの表現を追い求めた結果、生まれたデザインです。また、工事に関わる各分野の専門家をはじめ、数多くの協力者の方々と連携し、施設の再出発に向け尽力した結果、無事リニューアルオープンを迎えることができました。