サポーターの夢と愛を、5つの客室に

ホテル「ヴィラフォンテーヌ グランド 大阪梅田」内に計画された5室のセレッソ大阪とのコラボレーションルームのデザイン。Jリーグ屈指の人気チーム、セレッソ大阪のサポーターのテンションが上がるお部屋を目指し、ロッカールームや、マスコットキャラクターなど、異なるテーマのインテリアとしています。室内にはサイン入りのユニフォームを展示しており、自撮りやグッズ撮りをしたいサポーターの思いに応える、チームカラーを随所に採り入れたポップな空間です。

背景

住友不動産ヴィラフォンテーヌ株式会社がセレッソ大阪のオフィシャルスポンサーになったことをきっかけに、同ホテルの都市型ハイグレードホテルである「ヴィラフォンテーヌ グランド 大阪梅田」にコラボレーションルームの開設が決まり、デザイン依頼を受けました。

アプローチ

デザイン面では、ホテルのレギュレーションに則った上で、バリエーションを表現するために、スタジアムにある施設などをテーマにデザイン化し、異なる五つのデザインを提案しました。インパクトの強いチームカラーの使用については、バランスを考慮しつつ、ポップな雰囲気にまとめています。設計中は「自分が泊まりたくなる“推し”のコラボルームとはどんなインテリアだろう」と常に自問しながら、セレッソサポーターの方が部屋に入った瞬間にテンションが上がるデザインを探っていきました。時間的の制約や、営業中のホテル内での改装という難しさもありましたが、施工チームの協力のもと、完成度を高めて引き渡しすることができたプロジェクトです。